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「ケータイならオレに聞け」終了  No.212
 年度が切り替わる時期は始まりと終わりの季節。2008年9月末のimpressTVの終了に伴い、2002年以来、お楽しみいただいていた番組「ケータイならオレに聞け!」も終わることになりました。今日はエイプリルフールですが、マジな話、本日公開分が最終回ということになります。長い間、ありがとうございました。

 思い返せば、6年前。ケータイ Watchの動画版みたいなことはできないかということで、当時の担当に相談を受けたのが始まり。だから、最初はアシスタントとして、ケータイ Watchのスタッフが出演していたくらい。当初は男2人のまったりとしたトークが妙に新鮮でした。ただ、そのままではいかんということで、番組開始から半年後に、おなじみの「しのゆき」こと、篠崎ゆきちゃんにご登場願い、その後は吉川ひとみちゃんにも出演をお願いしました。

 ちなみに、篠崎ゆきちゃんとは彼女が当時、「インターネットアスキー」という雑誌に連載ページを持っていて、そのご縁で面識があったんですが、すでにモデルやレースクイーン、MCなどでも活躍していたため、ブロードバンド向け放送の仕事なんて受けてくれないんじゃないかと心配していたのでした。幸い、新しい取り組みの仕事ということで快諾をもらったけど、得体の知れない番組(笑)によくチャレンジしてくれたと思います。彼女とは途中のお休み期間を除いても約5年近く、ほぼ毎週、仕事をさせていただきましたが、気がつけば、お笑いコンビの相方のように、いつでも即興で掛け合いができるほど、お互いのテンポをつかめるようになっていました。吉川ひとみちゃんは、しのゆきのピンチヒッターとして、登場したわけですが、回を重ねるごとにうまくなり、いいペースでトークができるようになってきたところでした。

 アシスタントにはたいへん恵まれた番組でしたが、当初はケータイの番組をどう見せればいいのかも分からず、映像に関する知識も乏しいなか、右も左も分からない状態で、限られた予算を使い、スタッフが手探りで工夫をしながら、少しずつ作り上げていったというのが正直なところです。まさに手作り感覚の番組という印象でした。ボク自身も講演などで多少、人前でしゃべることがあったものの、番組の出演者として、しゃべった経験はほとんどなく、毎回、番組を収録しながら、勉強していったという感じです。ある意味、この番組の経験があったからこそ、2004/2005/2007年にNHKの趣味悠々シリーズに出演できたとも言えます。

 今回の終了に際し、こうした手作り感覚の番組制作の姿勢を「ママゴト」呼ばわりする人もいたと聞いています。個人の方にブログなどで言われるのならともかく、業界の著名な方が関係者を見下すかのように、一般メディアで書いちゃう姿勢はいかがなものかと思いましたが、湯水のようにお金が降ってくる一般のテレビなどと違い、限られたリソースを最大限に活かした番組ができたと自負しています。

 とは言うものの、事業である以上、赤字を出し続けるわけにはいかないのが苦しいところ。メーカーやキャリアの方にはたいへんお世話になりましたが、お金を握っている人たちにはこういった番組や媒体を支えていこう、育てていこうという気持ちがなかったようで、終了となったわけです。残念だけど、現実は厳しいですな。

 この番組をやっていて、うれしかったのは視聴者のみなさんからの反響でした。番組では視聴者プレゼントを何度も実施したんですが、応募のコメントに、ご意見やご感想をたくさんいただきました。励ましのメッセージから厳しいご意見、新しいご提案などがあり、個人的にはたいへん励みになり、とても心強く思いました。また、イベント会場などで「impressTV、見てますよ」と声を掛けられたこともありました。最初は随分と戸惑ったけど、今から考えれば、本当にありがたいことです。いつも暖かく見守ってくれる視聴者のみなさんに出会うことができ、支えていただいたことが約6年間の最大の収穫と言えるでしょう。心から感謝しています。本当にありがとうございました。また、いつか、どこかの番組でお会いできれば……。

2008/04/01



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