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ひたすら映画が続きます(笑)。この夏はうれしいような、たいへんなような……。でも、まだ序の口。これだけ楽しみな映画が続くのは、ちょっと過去に例がないかも。というわけで、今週は「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」を観てきました。
タイトルからもわかるように、ハムナプトラ・シリーズの第3作。7年ぶりの復活です。でも、実は「ハムナプトラ」というのは邦題で、原題は「The Mummy」シリーズ。だから、今回の作品は「The Mummy3」というのが原題。Mummyって、要するにミイラってことですな。邦題に採用された「ハムナプトラ」は、確か第1作の「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」に登場した地名だったはず。
考古学や発掘調査、冒険といった要素で構成されているため、映画の方向性として、インディ・ジョーンズに似ているとも言われますが、毎回、「ミイラ」に絡まれるところが違いと言えば、違い。描かれている時代背景も実は近いんだけど、主人公などのキャストの年齢が違うためか、どうもインディ・ジョーンズの方がクラシカルなイメージが強く、ハムナプトラはちょっと新しい印象もあります。
過去の2作品はいずれも舞台がエジプトだったんですが、今回は中国。主人公の息子が成長し、今や考古学者になっていて、中国で歴史的な遺跡を発見し、皇帝の棺を発掘。ところが、皇帝のミイラが復活するという流れ。主人公のリック・オコーネルは従来同様、ブレンダン・フレイザーが演じていますが、奥さんのエヴリン・オコーネルは過去2作のレイチェル・ワイズからマリア・ベロに変更。レイチェル・ワイズにとって、ハムナプトラは出世作だと思うんだけど、アカデミー賞を取って、偉くなっちゃったのか(笑)、出演してもらえなかったようです。エヴリンのお兄さん役のジョナサンは前作同様、ジョン・ハナが演じています。シリーズのスパイスのような人なので、ちょっと安心(笑)。
共演陣としては、皇帝役を演じるジェット・リー、「007トゥモロー・ネバー・ダイ」にも出演したミシェール・ヨーが登場します。さすがに、これだけの面子が揃うと、アクションも迫力あるし、ヘンなストーリー上の仕掛けもないし、過去2作と同じように、たっぷりと安心して楽しめる冒険活劇です。
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2008/08/16
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