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ハンコック  No.220
 昨年の「アイ・アム・レジェンド」に続く、ウィル・スミス主演の最新作「ハンコック」を観てきました。「スーパーマン」などに代表されるように、一般的にヒーローモノに登場するヒーローは、清廉潔白、品行方正が売りなんだけど、それとは少し違った視点でヒーロー像を捉えた映画です。

 主人公のハンコックはそれこそスーパーマン顔負けのパワーの持ち主。空は飛ぶし、浜辺に打ち上げられたクジラを投げて、海に帰しちゃうし、列車に激突してもへっちゃら。ただ、彼がマズいのはどうしても「やり過ぎてしまう」ところ。だから、周りの被害や人の迷惑をほとんど考えない。強盗犯のクルマに乗り込んで、犯人をクルマごと、ビル屋上の塔に突き刺しちゃうし、人を助けるために列車に体当たりして止めちゃうから、列車は完全に破壊されちゃう。移動中に看板や道路、ビルに当たって、壊してしまってもお構いなし。おまけにいつも酔っ払い。でも、本人は悪気があってやってるわけじゃなく、パワーを上手にコントロールできず、気配りが足りないだけなんだけど、迷惑を考えないから、結局、誰にも感謝されない。そんなハンコックが人助けをしたときに出会ったのが広報マンのレイ。レイはハンコックを人に愛されるヒーローにするべく、さまざまなアドバイスをすることになるんですが……。

 「ぐうたらなヒーロー」という着眼点も面白いし、ウィル・スミスの壊れっぷりもいいわけですが、レイの奥さん役を演じるシャーリーズ・セロンもいい。ネタバレなので、詳しく書きませんが、彼女はストーリー上、とても重要なカギを握る存在だったりします。終わり方がちょっと物足りないというか、キレイすぎるんですが、破壊シーンも含め、素直に楽しめる映画です。

 ちなみに、こういう設定だと、いかにも原作がありそうだけど、実は映画のために書き下ろされた脚本だとか。ちょっと意外でしたね。でも、続編も作って欲しいなぁ。





2008/08/30



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