| 1999年10月10日 | 大事なのは「何ができるか」 |
| 1999年10月17日 | 大本営発表「iBook」発売!? |
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1999年10月10日 大事なのは「何ができるか」最近、WindowsCEマシンが予想外の売れ行きだそうです。別にマイクロソフトが頑張ってるわけでもなければ、WindowsCEを使いこなすための書籍や雑誌の記事が充実してきたわけでもありません。でも、とにかく売れているんです。東京・新宿西口のヨドバシカメラOAマルチメディア館のWindowsCEコーナー(というか、携帯情報端末コーナー)では、週末ともなると、WindowsCEマシンを熱心に選んでいる女性をよく見かけます。ひとしきり触り込んだ後、店員さんと二言三言、話をして、いきなり買っていってしまう……。彼女たちの目的はもちろん、メールやホームページ閲覧です。本来なら、20万円台半ばのA4サイズのノートPCあたりを買うべきなんでしょうけど、自分が求めている機能から見れば、A4ノートだろうが、WindowsCEだろうが、できることは同じ。じゃあ、10万円もしないWindowsCEマシンで十分じゃないか……という判断のようです。 WindowsCEと言えば、本来はWindows98/98が動作するPCと連携して、PC側で保存したデータを外出先でも利用できるようにしたものです。しかし、彼女たちの多くは、Windows98/95が動作するPCを持っておらず、1台目のマシンとしてWindowsCEマシンを選んでいるようです(もちろん、そういう人ばかりじゃないでしょうけど)。 この話で面白いのは、マイクロソフトのWindowsCEに対する思惑とはまったく関係なく、市場が形成されているという事実です。海外のニュースサイトを見ていると、「マイクロソフトはWindowsCEをやめる?」とか「PhilipsがWindowsCEから撤退!」なんていうニュースが伝えられてますけど、日本ではエントリー向けの携帯情報端末として着実に売れているのです。 メーカーの方も最初は随分戸惑ったようですが、最近ではスタンドアローンで利用できるように、アプリケーションソフトをROMに焼いた状態で出荷したり、アップデートファイルをWindowsCEマシン上で実行したり、USB接続のCD-ROMドライブを用意したりと、さまざまな工夫を凝らしています。 結局のところ、使う側の立場から見れば、動作するOSは何でもいいんです。要するに、そのマシンで「何ができるか」が大事なのです。クルマを見てみればわかりやすいでしょう。エンジンが直4だろうが、V8だろうが、FFだろうが、4WDであろうが、基本的にできることは変わりません。もちろん、好きな人は「オレはゼッタイFR!」「スキーに行くから4WDじゃないと……」なんて考えるんでしょうけど、ごく普通の人に売れているのはカローラやヴィッツといったファミリーカーだったり、機能性の高いワゴンだったりします。もしかすると、PCの世界もこういう時代への入り口が見えてきているのかもしれません。「○○でなければならない」という固定観念は捨てて、もっと新しい切り口でPCを考えてみませんか?
1999年10月17日 大本営発表「iBook」発売!?昨日、iBookの国内販売がいよいよスタートしました。ただ、すでにいくつかのニュースサイトでも報じられているように、出荷量は非常に少なく、手に入れた人はかなり少ないようです。かく言うボク自身も『できるインターネットMacOS 8.5版』なんてものを書いている関係上、早めに買っておこうと考え、予約受付開始日の9月15日夕方に、東京・新宿西口ヨドバシカメラで予約したのですが、10月16日夜にヨドバシカメラから電話があり、「入荷台数が非常に少なく、お客様の分まで回りませんでした」というお詫びの電話がありました。ヨドバシカメラの店員さんは「台湾の地震の影響で生産が遅れてまして……」とか「世界的に液晶パネルが不足していることも影響してるようです」なんて言い訳をしてました。あまりにもていねいなので、逆にかわいそうなくらいでした。ちなみに、ボクの回りの知人に聞いてみると、やっぱり同様に、初日に予約したけど「お客様の分まで入荷しませんでした」って言われたそうです。 アップルコンピュータでは新iMacの国内向け記者発表の席で、「iBookもiMacも供給に問題はない」なんて断言してたわけですが、数日後、いざフタを開けてみたら、さっぱりモノがない。これじゃ「だいほんえ〜、はっぴょ〜」みたいなもんです。昨日はたまたま、PCのパーツを買うために、夕方から秋葉原に行ってたのですが、iBookを持ってる人なんて、1人も見ませんでした。 おまけに、有楽町西武ではアップルコンピュータと西武の共同企画として、iBookの抽選販売なんてイベントををやらかしてくれました。大手家電量販店の予約開始初日分もクリアできていない状況なのに、よくぞまあ、こんなイベントを仕掛けたもんです。まあ、誰がどう考えてもアップルコンピュータが出荷先の調整をしたとしか見えませんよね。「予約したような人は待ってでも買ってくれる」「少しくらい遅れても大丈夫」というアップルコンピュータの奢りが見え隠れします。完ぺきに、お客さんをなめてるとしか思えません。しかも笑っちゃうのは、このイベントにアップルコンピュータの事業本部長が来てて、その家族が抽選のクジを引いちゃったという姿勢。はずれだったからいいようなものの、おまえら、お客さんに1台でも多く製品を手渡そうって気はないのか? > アップルコンピュータ もっと考えさせられてしまうのは、こういうことに対して、きちんと文句を言えるメディアが少ないこと。PC Watchの矢作晃氏のレポートには、少し厳しいことが書かれてましたけど、他メディアは「大手家電量販店はイベントを中止」なんて書く程度。メーカーも情けないけど、メディアも情けない。こんなことしてるから、「マスコミはメーカーに飼い慣らされてる」なんて言われちゃうんです。もっと、どっちの視点、立場に立つべきなのかを考えてもらいたいもんです。
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