通信機器関連ニュース 1996年8月


1996年8月30日ニュースリリース発表

メルコがアナログポート付ISDNリモートブルータを発表

 メルコはISDNリモートブルータの新製品としてLBR-64Aを発表した。この製品は従来販売していたLBR-64の姉妹機で、アナログポートを備えているのが最大の違い。

 従来の製品はセットアップなどがかなり面倒だったが、今回からWindows用のユーティリティ簡単接続セットアップを標準で添付している。また、業界標準規格のMultilink Protocol(MP)にも対応し、プロバイダーと128Kbpsで接続することを可能にしている。従来製品で好評だったシェアードTA機能(端末型ダイヤルアップIP接続でもルータの利用を可能にする機能)も受け継がれている。価格は12万円、出荷は9月下旬を予定している。詳しいニュースリリースはこちら


1996年8月29日ニュースリリース発表

アセンド・ジャパンがNAT機能搭載のISDNルータPipeline 25-Pxの日本版を販売開始

 アセンドはISDNルータの新製品として、Pipline 25-Pxの日本向けモデルを発売する。Pipeline 25-Pxは、従来のPipleline 25シリーズ同様、アナログポートを2つ備えているが、最大の特徴はNAT(Network Address Transrator)機能をサポートした点にある。NAT機能は端末型ダイヤルアップIP接続でもルータが利用できるようにしたもので、同様の機能はヤマハRT100iメルコLBR-64などでも採用されている。

 また、Pipeline 25-Pxは業界標準のMultilink Protocol(MP)とこれを拡張したMultilink Protocol Plus(MP+)にも準拠しており、最大128Kbpsでインターネットプロバイダに接続することが可能。セットアップについてもWindows95起動時にルーターがLAN上のネットワーク設定を読み込むため、簡単に使うことができる。 価格はオープンプライスとなっている。詳しいニュースリリースはこちら


1996年8月29日

アイワが33.6Kbpsモデムを発売

 アイワは33.6Kbpsプロトコル対応の新製品を発売し、9月1日から出荷を開始する。今回発売されるのは、外付けタイプの普及型とIBM PC/AT互換機ISAバス用の2種類。

 外付けタイプのPV-BW2881Wは、従来のPV-BFシリーズと同じケースを使ったもので、Windows用(PV-BW2881WW)とMacintosh用(PV-2881WA)のパッケージが用意される。Windows用パッケージにはWindows95環境ですぐにモデムの登録ができるユーティリティと『Microsoft Internet Explorer』が添付される。Macintosh用パッケージにはパソコン通信経由でWWWサーバーが閲覧できる『World Talk』が添付される。価格は2万5800円に設定されている。

 一方、IBM PC/AT互換機ISAバス用のPV-CAF2881はWindows95のPlug & Playに対応しており、パッケージには設定ユーティリティと『Microsoft Internet Explorer』が添付される。価格は2万3800円となっている。


1996年8月26日

サン電子のMS288シリーズの従来モデル向け33.6Kbpsアップグレード受け付け開始

 サン電子はすでに33.6Kbps対応のMS288シリーズを出荷しているが、従来製品に対するアップグレードサービスが明らかになった。アップグレードサービスは3つのタイプが用意される。

 MS288EFMS288DFについては、すべてのユーザーがROM交換のみで33.6Kbps対応にアップグレードすることができる。アップグレード代金は4120円で、メーカーに返送するとアップグレード済の製品が送られてくる。ただし、メーカーへの返送料は自己負担となる。申込み受付はすでに始まっているが、作業そのものは9月1日から開始される。過去の実績から考えて、センドバックはおよそ1〜2週間程度になるものと思われる。

 MS288AFについてはシリアル番号によって、アップグレードサービスの内容が異なる。シリアル番号が9503001以降のユーザーは、MS288EF/DFと同じようにセンドバックでアップグレードでき、料金も同じ4120円となっている。シリアル番号が9400001〜9503000のMS288AFについてはモデムチップそのもの交換を伴うため、アップグレード手段として2つの方法が提供されている。ひとつはアップグレード代金として1万300円を支払い、メーカーに返送してモデムチップセットとROMを交換してもらう方法。もうひとつは現行のMS288AFproを1万5450円で優待販売してもらう方法だ。前者の方法は他社でも検討しているようだが、後者のような優待販売という方法はあまり例を見ない手段だ。現在使っている製品をそのままで、わずか1万5450円で新品が手に入るというのは、実売価格から考えてもお買得はある。面倒見のいいサン電子の面目躍如といったところだろうか。

 なお、アップグレードに関する情報はサン電子のホームページ内のお知らせコーナーに掲載されている。アップグレードに関する問い合わせは0120-863810まで。


1996年8月26日

オムロンが33.6Kbpsモデム発売

 オムロンは今秋に勧告が予定されている33.6Kbpsプロトコルに対応した新製品として、外付けタイプのME3314BとPCMCIA TypeII準拠のME3314Cを発売した。

 ME3314Bは従来のME2814B IIIを33.6Kbps対応にしたもので、価格は2万8800円。一方のME3314Cは従来のME2814Cを33.6Kbps対応にしたもので、価格は3万8800円となっている。ともにPC-98&DOS/VとMacintosh用のパッケージが用意され、それぞれに対応する通信ソフトが添付される。

 既報の通り、ME2814B IIIはTexas Instruments製DSPを搭載しており、ROMに格納されたソフトウェアを更新するだけで33.6Kbpsに対応することができる。いち早く33.6Kbpsに対応できたのは、このアーキテクチャによるものだろう。


マイクロコムが33.6Kbps対応のDeskPorte33.6Sを発売

 マイクロコムは33.6Kbps対応のDeskPorte33.6Sを9月10日から出荷する。価格は2万7800円。Windows用のDeskPorte33.6S-WとMacintosh用のDeskPorte33.6S-Mという2つのパッケージが用意され、Windows用には通信ソフトとFAXソフト、Macintosh用にはFAXソフトが添付される。

 なお、9月10日から10月15日まで、ソニーのグラストロンなどが当たるプレゼントキャンペーンが実施される。


1996年8月16日

オムロンME2814B IIIの33.6Kbps無償アップグレード受け付け開始

 オムロンはV.34モデムME2814B IIIの33.6Kbpsへのアップグレードサービスを開始した。この製品はATコマンド体系がU.S.RoboticsのSportsterにそっくりなことでマニアの間で話題になっているが、実は台湾のGVCからOEM供給を受けたものらしい。現在出荷されている製品でもSレジスタを変更(ATS33=0S32=2)することにより、33.6Kbps接続ができるようになるが、28.8Kbpsでの接続性が落ちてしまう。

 今回、オムロンが発表したアップグレードサービスは、これらの問題を解決し、正式に33.6Kbps対応とするもの。しかも無償というのはユーザーにとってもうれしいところ。実際のアップグレードはITU-Tで正式に勧告後に実施される予定。申込書はパソコンショップなどでも配られており、FAXか郵送で申し込むことができる。詳しいことは0559-77-9036(オムロン・アップグレード係)まで問い合わせて欲しい。

 ちなみに、ME2814B IIIは現行モデルでもなかなか接続性が良く、お勧めできる製品のひとつ。とりあえず33.6Kbps環境を試すことができ(接続先があればの話だが)、なおかつ正式勧告後にはアップグレードも受け付けてくれるのだから、かなりお買得と言えるかもしれない。ただ、噂によれば、間もなく生産を終了するようなので、興味のある人は早めに入手した方がいいようだ。


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